大坂なおみが日本のファンへ決意「オリンピックは全力を尽くします」 告白したうつの現状も報告

　精神的負担を理由に全仏オープンの2回戦を棄権したテニスの女子シングルスで東京五輪日本代表の大坂なおみ（23＝日清食品）が6日、マネジメント会社を通じてコメントを発表。「オリンピックは、全力を尽くします」と東京五輪出場へ意気込みを示した。
　「皆さん、こんにちは。皆さんのあたたかいサポートに感謝しています」とした大坂は、まずはうつ状態であることを告白したことについて言及。「最近は、少しずつですが、気持ちを整理しています。私にとって、自身のメンタルヘルスの状態を告白するのは、とても勇気のいることでした。この問題には、これからも向き合い続けていかなければならないと思っています」と現状を報告し、偽らざる思いを告白した。

　その上で「ウィンブルドンは欠場させていただきました。東京オリンピックは出場します。なぜなら、日本は私が生まれた国であり、大切な母国だからです」とした大坂。「日本での思い出はたくさんあり、私の生き方や考え方に影響しています。今回、日本代表としてオリンピックに出場できることに誇りを持っています」とした。

　「このような状況で東京オリンピックの開催に携わっている日本をはじめ、世界中の医療関係者の方々に心から敬意を表します」とした上で「オリンピックは全力を尽くします。母国日本の皆様と、この星の全ての皆様に、感謝と愛を込めて」と締めくくった。