アイドルの「恋愛禁止ルール」は人権侵害? 恋愛スキャンダルで一発退場も… なぜアイドルのルールだけが厳格なのか?

1: なまえないよぉ~ 2021/04/04(日) 00:11:31.09 _USER9
恋愛スキャンダルで一発退場も…
なぜアイドルのルールだけが厳格なのか?

『文春オンライン』でシンガー・ソングライター優里との熱愛が報じられたアイドルグループ・Juice=Juiceの高木紗友希に対し、所属事務所のアップフロントプロモーションは「ハロー!プロジェクトのメンバーとして、自覚を欠いていると総合的に判断」し、ハロー!プロジェクト及びJuice=Juiceの高木の活動終了と、その後同事務所の退所を発表した。

これをきっかけにSNSではさまざまな議論が続いており、「過去の先輩たちの処遇を見ていたら仕方のない結果」との意見が多いが、一方で「一発解雇は重過ぎる」「人権の侵害だ」などの声も上がっている。
多様な働き方を取り入れる「ダイバーシティ」の考え方が進む中、“芸能人の働き方”も変化している。
今なお続く「アイドルの恋愛禁止」は時代錯誤なのか? 芸能法務に詳しい河西邦剛弁護士に話を聞いた。

■事務所や運営側を“悪”とするのは短絡的、誰も望まない“脱退”という禊の形

所属タレントの恋愛禁止を大々的に掲げる芸能事務所は減ってきているように見えるが、こと“アイドル”となると状況は別だ。特に、モーニング娘。などが所属するハロー!プロジェクト(以降ハロプロ)では、前述のように恋愛禁止条項が頑なに守られているようだ。
過去には矢口真里や藤本美貴などが熱愛報道を理由に所属グループを脱退している。

「なぜ、アイドルに恋愛を禁止する必要があるのかといえば、ファンの中には恋愛禁止を求める声もあるからです。アイドルビジネスの主な顧客はファンであり、その中に恋愛禁止を求めるファンがいるから、芸能事務所は恋愛禁止のルールを作ることで顧客ニーズに答えようとします」(河西弁護士)

しかし、矢口や藤本が脱退を余儀なくされた当時と比べれば、現在はスマホカメラやSNSが爆発的に普及しており、一般人に“現場”を撮影されてメディアやSNSで拡散…というのもなくはない話。
バレずに交際を続けることは昔以上に難しくなっている。

芸能事務所・アイドル本人・ファンの三者が本来は望まない“脱退”という結果になってしまうのだが、そもそもアイドルに恋愛禁止を強いることの法的根拠はあるのだろうか?

脱退はアイドルの伝統と歴史を守る気概の表れ
一方で残された側の思いは?

「もちろんケースによりますが、過去の判例を見ると、恋愛発覚からグループ解散に至ったケースで、アイドルに一部の支払いを命じた判決もありました。しかし、その後の裁判では『異性との交際は人生を自分らしくより豊かに生きるために大切な自己決定権』であることを理由に、損害賠償を認めない判決が出ています。さらに多様化が進む近年の時代背景においては、恋愛禁止は契約書に明記されていたとしても法律上は無効と判断される傾向がより強くなり、違約金の請求や、一方的な解雇は認められないでしょう」(河西弁護士)

つまり、昨今の法律的判断の傾向としては、恋愛発覚を理由にアイドルに損害賠償を求めたり、所属グループや所属事務所を辞めさせることはできないということだ。
となれば、芸能界では長年守られてきた“恋愛禁止”のルールに対して、アイドルたちは自らその“しきたり”に従い、体を張ってその“伝統”と“歴史”を守ったというある種の“気概”を見せたのだともいえる。

「一方で、歌唱スキルが極めて高いと評されるメンバーであっても交際発覚からグループ一発退場となれば、『私たちは今まで何を評価されていたんだろう』とアイドル側を取り巻く不安も残ることになります」(河西弁護士)。 実際に高木のようにハロプロ内でトップクラスの歌唱力を誇るモーニング娘。’21の小田さくらは、高木の“事件”を受けて自身のブログで以下のように語っている。

「音楽を武器にしようとしているハロー!プロジェクトが私は大好きです。なので、高木さんのように歌声という最大の武器を持ち合わせていた人ですら、戦えない事があるという現実に、音楽が1番大事ではなかったんだと感じた事がすごく悲しかったです。“アイドル”は音楽という娯楽の中にちゃんと属せているのでしょうか?」(小田さくら|モーニング娘。’21 天気組オフィシャルブログより一部抜粋)

事務所も、大切に育てた人材を手放したい思いはないだろうし、タッグを組んでやらないといけないはずのアイドルとの間に溝ができるような状況は避けたいはず。
ルールの見直しや、より一層のケアも必要なときなのではないだろうか。

全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/e79e9d23135320a8a110080f777926cfc949b04d?page=1

20210130003

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Source: 芸能トピ++

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