『おかえりモネ』“朝ドラの失敗作”から“史上最高傑作” と評価を覆したワケとは

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1: なまえないよぉ~ 2021/10/27(水) 22:31:45.45 _USER9

◆低視聴率を揶揄されることもあったが……
国民的ドラマとして2010年前後から再評価されるようになり、軒並み高視聴率をマークしている“朝ドラ”こと「NHK連続テレビ小説」シリーズ。
そんななか、5月よりスタートした清原果耶主演の『おかえりモネ』は初回こそ19.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高い視聴率をマークしたが、それ以降は16%前後に下降。さらに、8月6日には広島平和記念式典や東京五輪の影響もあってか同作最低の11.5%を叩き出すなど、低視聴率を揶揄されることが多かった。

しかし、ラストを迎えるにつれて業界人やドラマファンからは視聴率と相反して“史上最高傑作”といった声や“新しい朝ドラだった”という高評価を得る結果に。一体『おかえりモネ』の魅力とは何だったのか、全話を視聴した業界関係者たちに話を聞いた。

キー局でドラマのプロデューサーを担当する50代男性のA氏は、序盤から2週目あたりまでは不安視をしていたと明かす。「序盤は『このままで大丈夫?』という不安がありました。清原果耶さんは表現力に関しては若手随一の女優ですが、朝ドラのヒロインらしい天真爛漫さや破天荒なところが欠けていた。また、主人公のモネ自身が葛藤を抱えているという設定だったこともあって、『ヒロインにしては暗すぎる』だったり『ストーリーが重い』という序盤の低評価に繋がってしまったんだと思います。ここで視聴者を離してしまったことはもったいなかったかな」 ドラマにおいて、序盤の展開や明確なキャラクター設定は重要だが、その点においては失敗だったのかもしれない。

しかし、この朝ドラらしくないヒロインや周囲のキャラクターが抱える葛藤や心の闇が巧みなシナリオでゆっくりと回収されていくことでドラマとしての評価が上がっていったとA氏は語る。

「脚本を担当していた安達奈緒子さんは、緻密で繊細なシナリオを書く方で伏線回収も非常にうまい。だからこそ簡単に元気を取り戻す、仲直りするといった描き方はしなかった。その典型的なシーンとして、東日本大震災発生時に津波を見なかったモネと津波を目の当たりにした蒔田彩珠さん演じる妹の未知とのギクシャクした関係性が修復されたのもドラマの中盤以降。モネと他の登場人物たちが繋がっていく過程も非常にゆっくり描かれていて、非常にリアリティがあって深みのあるドラマになっていました。週ごとに成長を遂げて問題を解決していくというのが朝ドラの定石でしたが、『おかえりモネ』は新しい試みをしているなと感心しましたね」

この新しい試みが業界人やドラマファンに評価された要因であるとしつつ、その反面で視聴率の伸びには繋がらなかった点なのでは……とA氏はまとめた。

キー局ドラマを手掛ける映像制作会社の女性社員・B氏にも話を聞いた。大の朝ドラファンである彼女は『おかえりモネ』を手放しで評価した。

「『おかえりモネ』では“変わり者”で不器用な医師・菅波を演じた坂口健太郎さんの存在が非常に大きかったのでは……と思います。モネと菅波のロマンスが動き出してから一気に面白くなっていった印象です。」中略

イケメンながら不器用な役が似合う稀有な俳優・坂口健太郎演じる菅波とモネの甘酸っぱい恋模様も『おかえりモネ』の魅力だったようだ。

最後に、深夜ドラマやアニメの脚本を手掛ける女性脚本家・C氏にも同作の感想を尋ねた。彼女も脚本の繊細さを評価しつつ、心を打つセリフの数々を絶賛した。

「東京編になってからモネと菅波が再会するシーンや車いすマラソンに関わっていくシーンが“ご都合主義”という声もありましたが、私は非常にドラマ的な展開で好感を持ちました。何より全話を通してよかったのは脚本家の安達さんが紡ぐセリフの数々。
西島秀俊さん演じる気象キャスター・朝岡の『何もできなかったと思う人は、次はきっと何かできるようになりたいと強く思うでしょ。その思いが私たちを動かすエンジンです』という力強いセリフや亮がモネに想いを伝える『違う、そういう意味じゃない。わかってんでしょ?』といった胸キュンゼリフなど、さまざまな名ゼリフが盛り込まれていた名作朝ドラだったと思います」

 同じ脚本家が嫉妬するほどの名ゼリフの数々も『おかえりモネ』の高い評価の一因だったようだ。

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Source: 芸能トピ++

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