【大相撲】年間でわずか53人…大相撲の新弟子数が過去最少で相撲協会は改革待ったなし!

大相撲の新弟子数が減っているというのは、大相撲界の将来にとって深刻な問題です。若者たちが新たな道を選ぶような状況を作らなければなりません。相撲協会は改革を急がなければならないでしょう。

1 征夷大将軍 ★ :2023/11/24(金) 16:22:35.38 ID:9wyscDU/9

フライデー
https://friday.kodansha.co.jp/article/344631
11/24

大相撲・九州場所が佳境を迎えているが、今場所で若手力士の台頭を実感しているファンは少なくないのではないか。秋場所に続いて、九州場所でも優勝争いを繰り広げている熱海富士は21歳。まだデビュー4場所目ながら、九州場所の結果次第で初場所での新入幕が期待される大の里は23歳だ。

しかし、期待の若手力士がいる一方で、新弟子の減少は著しい。今年の年間新弟子数は過去最少の53人となった。大相撲の将来に深刻な影響を与えかねない新弟子減少の現状について考えてみたい。

◆八百長騒動の後よりも少ない新弟子数
九州場所の新弟子検査は11月6日に福岡市内で行われた。3人が受験して全員が合格。その結果、今年の年間新弟子数は53人となった。1958年に年6場所制が取り入れられて以来、最少記録だ。

これまで、最も新弟子が少なかったのは’12年の56人だった。その背景には’10年に発覚した野球賭博問題と、野球賭博の調査の過程で翌’11年に判明した八百長問題があった。八百長疑惑の調査が難航していることを理由に同年の春場所が中止となるなど、不祥事は社会問題に発展した。

今年は角界を揺るがすほどの不祥事が起きたわけではない。にもかかわらず、’12年より少ないことを考えれば、新弟子数減少の深刻さが理解できるのではないだろうか。

「新弟子が最も多かったのは『若貴ブーム』の頃です。1992年は223人、1993年は221人と、2年続けて200人を超えた。それが’02年に100人割れの91人となり、’06年以降は100人割れが続きました。

そこに追い打ちをかけたのが新型コロナウイルスの感染拡大です。各部屋とも新弟子の確保に苦戦し、’21年と’22年は60人台にまで落ちこんだ。そして今年、コロナ禍は明けたのにもかかわらず50台に突入してしまったのです」(全国紙運動部記者)

新弟子減少の原因はいくつかあるが、最も大きいのが少子化だ。そこに加えて、相撲人口の減少がある。サッカー・Jリーグが1993年に発足したのをはじめとして、プロスポーツの選択肢が増えたことの影響は無視できない。

さらに、相撲部屋のあり方が若い世代に敬遠されている面も否定できない。部屋では集団生活で、ちゃんこの支度や関取の付け人も務めねばならない。関取にならなければ給料はないに等しい。

日本相撲協会も危機感は持っている。その表れの一つが新弟子の身長・体重の検査基準の撤廃だ。これまで、合格するためには身長167㎝、体重67㎏以上が必要だったが、9月28日に廃止となった。春場所での中学卒業見込みの新弟子についての「165㎝、65㎏以上」という基準も廃止された。

また、付け出し制度(学生やアマチュア相撲時代で実績のある力士の地位を優遇する制度)も変更された。全日本選手権と全国学生選手権、それに国体成年のベスト8以上の新弟子は「幕下最下位格」付け出しに一本化された。

その一方で、全国高校総体と国体少年のベスト4以上は、三段目最下位格付け出し資格が与えられる。実績のある高校生については、今よりも早く上の番付で相撲が取れるようにして、大学進学よりもプロ入りを促すことが狙いと言えるだろう。また、アマチュアで実績がある力士が三段目以上でデビューすることで、素人の状態で入門した力士が序ノ口や序二段で優勝争いができる可能性も高まる。新弟子検査基準の撤廃と付け出し制度の変更は、協会にとっては大きな改革だ。

ただ、それで新弟子の減少に歯止めがかかるのかどうかはわからない。九州場所で新弟子検査を受けて合格した安治川部屋の長谷川は、青森・五所川原農林で全国高校総体3位に入ったが、三段目付け出しの権利を放棄して前相撲からデビューした。下からたたき上げようという意欲は評価されるべきことだが……。

本気で新弟子を増やしたいのであれば、部屋のあり方、幕下以下の力士の給与、さらには出世せずに角界を去って行く力士のセカンドキャリアの支援など、検討すべき事項は多々あるのではないだろうか。

新弟子減少の現状を見れば、大相撲のさらなる改革が待ったなしであることは間違いなさそうだ。

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Source: 芸能野次馬ヤロウ

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