【野球】物価高で「野球離れ」の危機感が広がる 高校野球2千校アンケート

高校野球には素晴らしい魅力がありますが、物価の上昇によって経済的な負担が増大し、部活動に参加できない生徒が増えているのは事実です。野球を愛する若者たちにとって、経済的な問題が野球を続けるかどうかの決め手になってしまっているのは本当に残念です。

1 首都圏の虎 ★ :2023/08/02(水) 08:18:42.69 ID:yXZfjX6I9

 「30年ほど前に高校球児だったが、道具の値段の高騰が著しいと感じる」「捻出する予算がなく、遠征をやめることもあった」「どうしたらいいか。途方に暮れている」……。

物価高の影響が、高校野球にも広がっている。

 朝日新聞社は5月から6月にかけて、今夏の全国高校野球選手権の地方大会に出場する高校の監督や部長向けに、用具に関するアンケートを実施。全国27都道府県の2093校から回答を得た。

 「野球用具をそろえることが、部員を集めるハードルの一つになっていると感じるか、感じないか」という質問には、1338校(63・9%)が「感じる」と答え、「感じない」の354校(16・9%)を大きく上回った。「わからない・無回答」は401校(19・2%)だった。

 アンケートでは、用具の価格についても聞いた。「バット、グラブなど用具一式をそろえるのに、購入費は5年前と比べてどうなったか」との問いに、1826校(87・2%)が「高くなった」と回答。「安くなった」は7校だった。

 「高くなった」と答えた場合には、部員1人あたりの購入費がどの程度上がったかも聞いた。「1万円~3万円」が1253校(68・6%)と最も多く、次いで「3万円~5万円」が288校(15・8%)と回答。「5万円以上」と答えた高校も69校(3・8%)あった。

■現場から危機感、多数

 自由記述には、様々な声が寄せられた。

 アンケートによると、少しでも負担を軽くするために、引退した部員に用具を寄贈してもらったり、防球ネットを自作したりするなどの工夫に取り組んでいる学校が数多くあった。

 一方、保護者の負担増もやむを得ず、部員の減少につながっているとの声もあった。

 「高校野球はお金がかかるという理由で入部できない生徒がいた。高校野球へのハードルを下げないといけないと実感した」(岐阜県・監督)

 「親に金銭的な負担をかけたくないという理由で入部しない生徒もいる」(香川県・監督)

 他の競技と比べる声もあった。

 「どうしても野球というスポーツは道具をそろえるのにお金がかかってしまう。これから野球人口を増やしていくためにも、経済的な対策を各学校のみならず、野球界全体として取り組まないといけない」(三重県・部長)

 「野球というスポーツの人気低下の一因であると言っても、過言ではない」(石川県・監督)

 「結局は、生徒の利用者負担でまかなうケースがほとんど。準備費用の安い他の部活に流れるのは当たり前」(青森県・部長)

 「このままいけば、野球は経済的にかなり余裕がある人だけのスポーツになってしまうのでは」。福岡県の部長はこんな危機感を記した上で、こう書き添えた。

 「野球には夢がある。やりたい子ならだれでも参加できるスポーツにしていきたい」

■日本高野連「支援策など、対応していきたい」

 アンケートの回答内容について、日本高校野球連盟は「野球はお金がかかるスポーツであるとの考えが多くあることを改めて認識しました」と回答した。部員数の減少に用具の価格の上昇が関係しているかについては「部員数の減少と用具の価格上昇との因果関係は、はっきりとは分かりません」とコメントした。

 今後の加盟校への支援策として「用具については、加盟校の負担が少しでも軽減されるように、メーカー各社のご協力とご理解をいただきながら、進めています。具体的な支援策など、意見を伺いながら、対応していきたい」と答えた。(谷瞳児、松永和彦)

https://news.yahoo.co.jp/articles/83092b00f38df43c0c4cccd0cc402ad258cccf28

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Source: 芸能野次馬ヤロウ

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