そんな上白石が、見ないようにしているものがあるという。SNSだ。
「容姿のことや表現力のことで、嫌なことを言われたりしますけど、そういう声にはすごく共感します。だって、わかるから(笑)。『わかるから痛い』って感じですね。特に見た目のことを言われると、『でもさ、どうしようもないんだよね』って思う。だから怒りよりは悲しみにいきます」
その悲しみは、必ずしも仕事に昇華されるとは限らないという。
「バネにはなりますけどね。でも、そういうときにできた傷って完治はしないので。『これが悲しみ』って思うしかない。でも、そういうときに救ってくれるのもエンタメ。だから『この仕事で悩み、この仕事に救われ』っていう感じです」
撮影:佐々木康太
2021年、上白石はデビュー10周年を迎えた。はた目には華々しいキャリアを歩んできた彼女だが、自己肯定感について聞くと、意外な答えが返ってきた。
「自己肯定感は低いですね。公に出ている私と、私自身って切り離しているところはあります。私はすごく自信がないし、自分のこともそんなに好きじゃないけど、表に出て、ステージに立って、カメラの前に立ったら、そんなこと言ってられないので。そこにまずギャップがありますね」
家に帰ると、仕事の場とは異なる自分がいるという。
「めちゃくちゃ仕事の準備をします、『大丈夫かな、大丈夫かな?』って思いながら(笑)。自己肯定感が低いから準備をするんだと思います。悩んでる人は多いと思うんですよ、『自信をつけたい』って。でも、『自信がなくていいと思うんだけどな』って。自信がないまま頑張って、奇跡的にでも一回発揮できれば、それがまたお守りになって頑張れる。自信がないほうが成長するかなって、ここ最近思えるようになりました」
6/22(火) 17:06配信 Yahoo!ニュース オリジナル 特集 記事の一部抜粋
https://news.yahoo.co.jp/articles/73d9b30606eea95a93b52cd69f19ca1b4751842a?page=1
続きを読む
Source: 芸能トピ++