2週にわたって松本人志×さだまさし×泉谷しげる。
松本はかつて、宮本武蔵の『五輪書』をお笑いになぞらえていたころがあったという。「日本一のお笑いになりたい」という憧れがあったときに<地、水、火、風、空>でなる『五輪書』に見立て、<漫才、コント、大喜利、トーク>と自分の中で勝手に決め、「これで一番になるんだ」と決意したそう。「最後の『空』の章が、調和なんですね。結局最終的には調和なんだっていう。僕が勝手に思ってるだけなんですけど。おもしろいなぁ。結局、笑いで一生懸命やってても最終的には、みんながおもしろければいいじゃないっていう」。
さだまさしから「松本人志を超える芸人って、出てくると思うか?」と聞かれた松本は「いや、きっとね、出てるんですよ、もう。何人か出てるんですよ。それを、“出てない風”にしてるんです」と答える。これは、公では決して口にしなかったであろう松本人志史においてけっこう重要な発言なんじゃないかと思う。「心の師匠」と呼ぶさだと一緒だからだったのか、年齢がそうさせたのか。
松本は補足するようにつづけ「圧力で抑えてるわけじゃないですよ。なんとなく、そういうのをうまく取り込みながら……」と言葉を選んでいると「こいつちょっとやるなってやつは、仲間にしちゃう?」とさだが助け船を出す。「そうです、そうです。だから調和ですよね」。
後編では娘の話。バレエの発表会前日、裏方を下に見たような発言して、母親(松本の妻)から強く叱られたそう。その会話を聞いていた松本は、妻がシャワーに行ったときに娘を呼び「『裏方をナメてかかれ。そうしないとトップ立てないぞ』っていう話をした(笑)。最終的にはスタッフは大事にしないといけないんですよ。でも今の段階でスタッフに対して気ばっか遣ってたら絶対いい演技できないよって」。松本の若手時代を思い起こさせる松本らしい考え方。
https://news.yahoo.co.jp/articles/090126ed635cf0c00da4ca61bc79835d00c43664
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Source: 芸能トピ++