仮面ライダーとの売上格差が歴然
まず数字だけ見ると明確だ。
2024年度の売上を見ると…
🔹 スーパー戦隊シリーズのおもちゃ売上:約54億円
🔹 仮面ライダーシリーズのおもちゃ売上:約225億円
(スーパー戦隊は仮面ライダーの約1/4)とされている。(ライブドアニュース)
この差は、子ども向け番組の人気だけでは説明がつかないほど大きい。
🧠 理由①:合体ロボが「高額商品」になってしまった
スーパー戦隊の象徴ともいえるのが、複数のおもちゃを合体させて巨大ロボになるセット。
しかしこれがマーケットでは逆効果になっている。
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個別のミニカーや小物は安いが
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合体ロボの DXフルセット は約1万7千円前後と高額に…(ライブドアニュース)
一方で親が子どものクリスマスプレゼントに用意する平均予算は 約8,000円前後。
この価格差が大きな壁になっているんだ。(ライブドアニュース)
➡️ 合体ロボは「全部揃ってこそ価値アリ」なのに、それを買うには高い → 子どもの“おねだり予算”に合わない。
📺 理由②:子どもの興味対象が変わった
最近の子どもたちは、テレビ番組をリアルタイムで見るよりも…
✨ YouTube
✨ ゲーム
✨ スマホアプリ
こうした デジタルコンテンツに夢中 になっている傾向が強い。
結果として、「テレビを見てほしいおもちゃを買う」いう流れ自体が弱くなっている。(キッズノミクス)
🎮 理由③:仮面ライダーは“自分になりきる玩具”が強い
仮面ライダーのおもちゃが売れているのは、
「変身ベルト」などで 自分がライダーになれる楽しさ があるからでもある。
仮面ライダーのおもちゃは
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5〜7千円程度の価格帯が多く
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プレゼントの“予算ゾーン”に入りやすい。(ライブドアニュース)
おまけに一つのキャラクターへの感情移入・愛着が生まれやすく、
何年もコレクションする層まで育てやすいという強みもある。
📉 理由④:市場全体の変化
合体ロボが売れなくなってきた背景には、
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子どもの数(市場規模)の減少
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中高年の玩具購買力が仮面ライダーに寄っている(ライダーは昔のファン層が買う)
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「物を集めるより、デジタルで楽しむ」文化の浸透
なども影響していると見られている。(キッズノミクス)
🧾 結論:「憧れ」だった合体ロボが売れなくなったワケ
つまり今回の大差は、こんな構造的な理由が重なっている:
✅ 合体ロボ玩具が高額すぎて買いにくい
✅ 子どもがテレビを見なくなり、玩具への欲求が弱体化
✅ 仮面ライダーは“自分になりきる”玩具が価格帯・魅力ともに有利
✅ 全体の市場環境が変わってきている
…という、単純な人気・視聴率の違いじゃない本質的な差なんだよね。(ライブドアニュース)
Source: 芸能人ニュース速報