【野球】球場のお客さんは『プロ野球』を観に来ていない? 「チアリーダーなど野球以外のイベント」に熱心な球団関係者を残念に思う

プロ野球を見るために球場に足を運ぶファンの思いを実感させられる良い記事です。チアリーダーやイベントも盛り上がりには必要ですが、一番の醍醐味はやはり選手同士の対戦にあります。これからは球団がその点を再認識し、ファンの期待に応える試合作りをしていってほしいものです。

1 冬月記者 ★ :2025/12/08(月) 11:43:51.84 ID:yVCr6cXV9

https://news.yahoo.co.jp/articles/a5a3810124536ffb6e58626777914512a5de98c4

【江本孟紀】球場のお客さんは「プロ野球」を観に来ていない?「野球以外のイベント」に熱心な球団関係者を残念に思う

 東京ドームのスタンドを見て考えたことがある。
「このなかで本気で野球だけを観に来ている人は、どれほどいるんだろうか?」

 私はラジオの解説で巨人の試合をちょくちょく見ていたが、スタンドにいるお客さんは、「巨人を応援する」というより、「東京ドームで開催されている『巨人戦』という名のイベントを楽しんでいる」気がしてならなかった。

「野球イベントを楽しんでいる」今のファンたち

 今の時代、各球場で試合前からさまざまなイベントが催されている。いざ試合がはじまったあともそうだ。イニングとイニングの合間で、クイズや女性チアリーダーのダンスなどが行われ、これは試合終了後まで続いていく。

 球団フロントの人たちが、どうにか球場に来たお客さんに楽しんでもらおうと躍起になり、あれやこれやと必死に企画を考える姿が容易に想像できる。「たくさんイベントをやれば球場が盛り上がる」と考えているのだろう。

 だが、あいにく野球の本質からはかけ離れた発想だ。球場に来てもらっているのだから、お客さんには「プレーそのものを楽しんでもらおう」と考えるが普通だろう。そうではなく、イベントを優先する姿勢を残念に思う。

「野球以外のイベント」に熱心な球団関係者

 プロである以上、本来は一流の選手が素晴らしいプレーを見せてくれればいいはずだ。ところが、今の12球団は、試合の前後や合間のイベントに注力しすぎている。野球以外の部分でお客さんを楽しませようとする意識が強すぎる。昔から野球の本質を知っている人たちからすると、興ざめすることもあるはずだ。
 
 試合前後と試合中には、必ずホームチームを応援する女性チアリーダーが現れ、華やかなダンスを披露する。また、売り子もルックスのいい女性を揃えている。

 男性、とくにオヤジ世代のお客さんに対して、どうにかして単価の高いアルコール類を買ってもらおうと、手を変え品を変え、売り上げを伸ばそうとしている。

 反面、NPB(日本野球機構)は、「試合時間の短縮」を唱え、12球団に至上命題を突き付けたかのような形だ。私からすると、「その解決策は簡単ですよ」と断言できる。

 なぜなのか。その答えは、「5年前のことを思い出せばいい」だけだからだ。

2020年の1月下旬ごろから、世界中が大騒ぎになった新型コロナウイルスの蔓延。この年のプロ野球は無観客試合からのスタートとなった。通常、お客さんを入れた状態だと、3回、5回、7回にチアリーダーが登場するなど、イニングの合間にはさまざまなイベントが用意されている。

 だが、無観客試合のときには、チアリーダーはもちろんのこと、ほかのイベントもすべてなくし、淡々と試合が進められた。

 すると、たとえば18時開始の試合が20時半前後に終わるわけだ。非常にスピーディーな展開といえよう。

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Source: 芸能野次馬ヤロウ

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