いまの東京は“限界密度”を越えているのか
東京は約1,400万人(※昼間人口は1,600万超)。
面積は わずか2,194㎢。
つまり、東京は世界的にもトップクラスの“過密都市”だ。
では、この東京都という土地に対して、
どれくらいの人口が本来“ちょうどいい”のか?
今回は、都市工学・人口密度・生活インフラの観点から“適正人口”を考えてみる。
■ 東京都の人口密度は世界トップレベル
東京都の人口密度は 約6,300人/㎢。
しかし、23区だけに絞ると…
➤ 23区人口密度:約15,000人/㎢
これはもはや“超過密”。
ニューヨーク(マンハッタン)並みで、
パリやロンドンをはるかに超える。
■ 過密が生む問題
人口が増えるほど、都市にはこんな負荷がかかる:
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電車の混雑(労働生産性ダウン)
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家賃の高騰(生活の質低下)
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保育園・学校の不足
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道路混雑・物流遅延
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下水・水道・電気インフラへの負荷
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災害時の避難困難
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公園や緑地の不足でストレス上昇
つまり「人口=多いほど良い」ではない。
■ 都市工学的に見る“東京の適正人口”
都市計画では一般的にこう言われる:
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バランスのとれた大都市の人口密度:6,000~8,000人/㎢
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生活満足度が高い都市:4,000~6,000人/㎢
これを東京23区に当てはめると──
➤ 23区の適正人口は 約600万〜850万人
現在の23区人口:約970万人
つまり、
東京23区は「100〜300万人くらい多い」状態。
インフラ・住宅価格・交通量を考えると、
都市としての最適点はもっと少ないと言える。
■ じゃあピッタリの人口は?
東京都全体で言うなら──
✔ 東京都の最適人口:900万〜1,100万人
※現在は1400万人
つまり、
➤ 都は“約300〜500万人の過密状態”
という結論になる。
■ 過密解消のカギはどこにある?
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東京一極集中の見直し
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郊外・地方都市の再開発
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オフィス→住宅コンバート
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在宅ワークによる分散
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多摩地域の活性化
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住宅価格の正常化
特に“少子高齢化時代”には、
もう東京だけに人口を集める意味は薄くなっている。
■ まとめ
東京は世界でもトップレベルの過密都市で、
インフラ負荷・家賃・交通混雑・災害リスクなど、
すでに限界点に近い状態。
都市工学のデータを踏まえると、
✔ 現在の東京の人口1400万人は多すぎ
✔ 適正人口は900〜1100万人
というのが“客観的結論”。
東京は便利だが、
住めば住むほど「詰め込みすぎの都市」の矛盾が表に出る。
Source: 芸能人ニュース速報