いつもの位置に座り、毎日繰り返している動作でラッキーストライクのソフトをトントン。2本飛び出た煙草をうまく片方咥えた俺は古臭いオイルライターで火を付けた。
「ふぅ……タイミーって言っても結構大変だよな」
5時間ぶりのヤニが染みるぜ。一服する時にはコーヒーを飲むことにしている。お気に入りのエメマンが売り切れだったので微糖だが。
「あれ?いつもはエメラルドマウンテンですよね?」
話しかけられたので、ふと見上げると紫のジャージを着た地雷系ファッションの少女がいた。少女と表現したのは、どうみてもメスガキだったからだ。
「一緒いいですか?」
勝手にくそ隣に座ったメスガキはバージニアを吸い始めた。
「実は前にお見かけした時からずっと声かけたかったんです」
「何の用だ?」
「わからないですか?女からナンパするなんてちょっと自分にひいてるんですけど」
「はぁ?」
逆ナンってやつか?こいつ喫煙してるけどどうみても高校生だろ。
「こんなおじさんに興味があるのかw」
「あ!笑ってくれた!あたしは瑠衣っていう名前なんですけど、あそこのコンカフェで働いてるんです。っていうかおじさんじゃないでしょ」
「ふーん、喫茶店で働いてんのか」
「お兄さんって今彼女いますか?」
「いねえけど」
ガッツポーズをとるメスガキ。こいつなんかリアクションが古いな。
彼女か……元気してっかなあいつ。俺は古臭いオイルライターを見つめた。
刻まれている文字には「平日4時だぞニート親泣いてるぞ」
引用元https://mi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1732130384/ :
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Source: 芸能人ニュース速報