【おっさんほいほい】ファン激怒「ウルトラマンセブン」なぜ広まった? 「マン」はどこからやってきたのか

1: なまえないよぉ~ 2024/04/16(火) 22:23:04.88
名前を間違えるのは社会通念上、とても失礼なことであり、それは創作物でも同じで、特撮ファンのあいだで度々やり玉に挙がるのが「ウルトラマンセブン」です。「マン」はどこからやってきたのでしょう、歴史を紐解いてみました。

2024.04.14
https://magmix.jp/post/225324

「ウルトラ」シリーズの歴史を振り返ると判明した誤字の意味

講談社 Mook「テレビマガジン特別編集 ウルトラセブン EPISODE No.1~No.49」(編:講談社/監修:円谷プロダクション)
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 世の中には、名前を間違えて広く覚えられてしまっている事物というのは珍しくありません。そのような場合、さりげなく正解を教えるのが大人の対応ですが、時には怒りが先に立つこともあるでしょう。そうした、特撮ファンの間で大炎上する「間違った名前」のひとつに、「ウルトラマンセブン」があります。

 正しい名前は「ウルトラセブン」です。ファンならわかって当然、一般の人でも間違える人は少ないかもしれません。しかし、「ウルトラマンセブン」はSNSなどでたびたび話題に上っています。

 ネタとしてあえて使っている人もいることでしょうが、本当に間違えて名前を覚えてしまっている人も、皆無ではないでしょう。では、どこで、どうやって間違えて覚えてしまったのでしょうか、「ウルトラ」シリーズの歴史を紐解いて考えていこうと思います。

 まずは、最初の「ウルトラ」シリーズの歴史を見ていきましょう。1966年にTBS系列で放送開始した『ウルトラQ』が、シリーズの始まりでした。その後、番組は第二弾『ウルトラマン』(1966年)へと続きます。ちなみに、この時間枠のスポンサーが「武田薬品」の一社提供だったことから、「タケダアワー」とも呼ばれていました。

「怪獣ブーム」の発信源となったことで、いつしか「ウルトラシリーズ」と呼ばれるようになった放送枠は、第三弾『キャプテンウルトラ』(1967年)へと引き継がれます。しかし、この作品はそれまでの「円谷プロ」による作品ではなく、「東映」制作の作品でした。

 これはスケジュール的に『ウルトラマン』の放送延長が不可能となったことで、円谷プロから東映に制作を移すという、TBSの苦肉の策でした。この間に円谷プロは態勢を立て直し、第四弾となる『ウルトラセブン』(1967年)を制作します。

 ここまでが第一期「ウルトラ」シリーズといわれる作品群です(『ウルトラセブン』の後番組で円谷プロ制作の『怪奇大作戦』を入れる場合もあります)。もっとも、東映制作ということで『キャプテンウルトラ』は、
「ウルトラ」シリーズではないというのが現在の一般的な認知でしょうか。それは現在にいたるまでの「ウルトラ」シリーズにおいて、放送局やスポンサーは必ずしも同じわけではなく、「円谷プロが制作した作品」という共通項が重要となっているからです。

 ちなみに東映制作の「ウルトラ」シリーズは、企画段階で流れてしまいましたが、『ウルトラ=メカ』という作品が『ウルトラセブン』の後番組として用意されていました。
地球制服をたくらむマッドサイエンティスト「ジン博士」のメカ怪物と、主人公「マツヤマ博士」の巨大メカニック「ウルトラメカ」との戦いを描くという作品です。おそらく当時、子供に人気だった『サンダーバード』などからインスピレーションされた作品でしょう。

 さて、ここまで列挙した作品名から、すでにピンと来ている人も多いことと思います。「ウルトラセブン」に不必要な「マン」を付与しておぼえている人がいる理由、それは第二期「ウルトラ」シリーズにありました。

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Source: 芸能トピ++

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