【社会】スシロー社員に聞いた「秘密のアレンジ方法」。醬油以外の“まぐろの斬新な食べ方”とは

この記事はとても面白かったです!スシローの社員が教えてくれたまぐろの斬新な食べ方は何か楽しみにしています。普段は醬油で食べることが多いですが、新しいアレンジを試してみたいと思いました。

 創業40周年を迎える回転寿司チェーン店「スシロー。味はもちろんのこと、ネタやしゃり、調味料から提供システムに至るまで美味しく食べられる工夫を重ねている。現在では国内640店舗以上、海外120店舗以上に展開する成長を遂げています。

 スシローといえば、こだわり抜いた商品や定期的に開催されるフェアで飽きさせないように「美味しさ」と「楽しさ」を届けてくれていますが……。実は、スシローには“知る人ぞ知る”秘密のアレンジテクニックが存在するのだとか!

 すでに料理として完成しており、そのまま食べても美味しい寿司を一体どのようにアレンジして食べるのでしょうか。その真相を確かめるため、スシローを“知り尽くしている社員”に「美味しいアレンジ方法」を聞きました。どれも大胆かつ斬新で、本来の旨味を引き出すようなアレンジばかりです。

◆味の旨味を引き立たせる魅惑のアレンジ

 まず紹介するのは「塩」と「まぐろ」のシンプルな組み合わせです。大半の寿司は醤油を付けると思うのですが、塩をチョイスするとは。さすがスシローの味を熟知していますね。

 スシローでは、ネタの種類に応じて仕入れ担当者が決まっているようです。この食べ方は、まぐろ担当のバイヤーさんのおすすめなのだとか。なんでも「塩は素材の旨味を引き出すため、まぐろ本来の旨味を存分に引き立たせてくれる」とのこと。

 そこはかとなく「まぐろ」の素朴な味が感じられるシンプルアレンジ。余計な調味料を付けないことで、まぐろの旨味と真正面から向き合えます。まぐろがこれほどまでに、風味豊かで味わい深いネタだったとは思いませんでした。

◆「甘だれ」を使った意外なアレンジ

 続いては、これまた変化球「甘だれ」と「塩」を「たこ」にかけて食べるアレンジ。正直なところ、甘だれが寿司ネタとあうのか未知数ではありますね。

 寿司にアクセントを与えるためにも欠かせないのが調味料スシローの醬油は東海地方を境に味を変えている特徴があるようです。東日本はベーシックな味付けで、一方の西日本では甘口に仕上げられているとのこと。

 また、最近では若い人の間で、秘かに「甘だれ」を寿司にかけて食べるのが人気なのだとか。若者の味への探求心は計り知れませんね。

 実際に食べてみると、不思議な味わい! 甘しょっぱい味なのですが「たこ」の旨味が際立っています。一見、両極端な調味料でもあるはずが、上手く味をまとめ上げていますね。これはやみつきになる旨さ。若い人が好む理由もわかる気がします。

◆予測できない!斬新な組み合わせのハーモニー

わさび」と「うなぎ蒲焼き」を「かけうどん」の残り汁に入れるというアレンジです。斬新な発想で、味の想像がつきません!

 アレンジするためには、まずかけうどんの中身を食べ切る必要があります。麺はやや固めで骨太な食感。それゆえに、喉ごしが心地良いです。出汁に溶け出したクタクタの「天かす」が、ほのかな甘みを与えてくれて香ばしい仕上がり。(※なお、かけうどんは平日限定メニューです)

 味のイメージが湧きませんでしたが、食べてみて納得しました。これは名古屋名物の「ひつまぶし風」のお茶漬けだと。ひかえめな出汁が、うなぎ香ばしい風味を邪魔することなく、上手くマリアージュしています

 社員さんいわく、お好みで「わさびを軽く混ぜるのがおすすめ」とのこと。試しに入れてみると、味をピリっと整えて、うなぎの甘味を引き出してくれます。まさか、ひつまぶし風の味に変化するとは侮れないアレンジでした。

サイドメニューフライドポテト」もアレンジ

「お茶の粉末」と「塩」を混ぜ合わせたものを「フライドポテトにかけるアレンジ。お茶の粉末を塩と混ぜ合わせるとは、斜め上をいく奇抜なアイデアですね。

 若い人の間では「甘だれ」以外にも、お茶の粉末を塩と混ぜて食べるのが意外と人気のようです。柔軟な発想力には、ただただ驚かされますね。

 そのまま食べてもポテトのカリカリした食感が歯切れ良くて旨い。そこへ、お茶の粉末と塩を混ぜ合わせたものを振りかけると。一段と濃い味付けに変化し、あとからほろ苦い抹茶のような風味へ様変わりしました

 まさか、チープなフライドポテトが絶妙な調和の取れた逸品になるとは。お茶の粉末が抹茶風味のアクセントを与えてくれて予想外アレンジでした。

◆見逃せない隠れたアレンジもある?

 アレンジとは、少し違うかもしれませんが隠れたオリジナルメニューも存在するのだとか。

 スシローでは稀にタッチパネルに「本日の海鮮漬け」なるものが出現するようなのです。 本日の海鮮漬けとは、はまち、真鯛などを切りつけた際に、サイズが小さかったり、バラバラだったりしてネタにならない部分を軍艦にしたもの。違ったネタ同士が組み合わさるため、アレンジ料理とも言えるでしょう。

 なお、仕込みが終わった「オープン直後が狙い目」とのこと。

◆筆者も「アレンジレシピ」を考えてみた

 さまざまな組み合わせを試しているうちに自分もアレンジ意欲が湧き、二品考えてみました。

 私が提案する1品目は、秋の期間限定メニュー「店内仕込の海鮮ポテサラ(ガリ入)」、そして「エビフライアボカドロ―ル」を組み合わせたアレンジです。どちらの商品も上には、とびっこが乗っており、相性の良さを感じさせます。

 なかには貝ひもやガリが入っており、魚介の旨味がつまった一味違ったポテトサラダ。味付けはマヨネーズが全体をまとめ上げ、やや甘みが強くポテトのねっとりした食感と合わさってクセになります。

 濃厚で甘みのあるマヨネーズの味付けが、中に包まれている海老フライと非常に良く合うタルタルソース的な役割をしてくれているからでしょうか。意外かもしれませんが、味のバランスが取れた逸品でした。

クリーム付きのスイーツがあれば試して!

 2品目は「ホットコーヒー」と、秋の期間限定スイーツ「ほんのりあったかスイートポテトを組み合わせたアレンジ。ホットコーヒーホイップクリームを入れて味変を楽しめる逸品です。

 名前の通りほんのりと温かくビターな味わいのスイートポテト。柔らかな食感で口元がほころぶ甘さ。コーヒーは香り高く渋いテイストです。

 ホイップクリームを加えると、クリーミーで風味豊かな味わいに変化しました。苦味をやわらげてマイルドウインナーコーヒー風の一品に仕上がります。もちろん、スイートポテト以外のクリーム付きのスイーツ商品でもできそうです。

◆さりげないアレンジスシロー通へ

 どの組み合わせも味の旨味を引き出して相乗効果を高めるアレンジメニューでした。やはりスシローを知り尽くしているからこそ、生み出せるアレンジなのでしょう。

 既存の商品を組み合わせて、新たな料理を作り出すのはワクワク感があって楽しい時間でした。さりげなく、アレンジメニューを披露すればスシロー通だと思われるかもしれませんね。

<取材・文/みくた

みくた
プロレスラー。現在は文章で人を魅了するためにライターとして活動中。溢れ出す食への探求心から年間100件近く食べ歩き。マスクの下に隠す素顔はいかに… X(旧Twitter):@UrumantoN

「たこ」+「甘だれ」「塩」

(出典 news.nicovideo.jp)

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Source: 芸能野次馬ヤロウ

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