【芸能】近藤真彦、ジャニー喜多川氏性加害問題や滝沢氏「TOBE」について「正解は分からないよ」「分かるのは5年後」

　歌手の近藤真彦（５９）が誕生日の１９日、都内でバースデーライブを行った。公演前にスポーツ報知などの取材に応じた近藤は、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題や、ジャニーズ事務所を退社した滝沢秀明氏が立ち上げた新会社「ＴＯＢＥ（トゥービー）」について、「正解は分からないよ」と複雑な心境を明かした。

　神妙な面持ちで、近藤は口を開いた。「反響がすごくて。あれから全部取材はお断りした」と振り返った。今年５月、古巣の性加害問題について報道陣に「うそはなしに、正々堂々と話をしてもらえれば」と発言。「ジャニーズの長男」と呼ばれたこともある男の発言は、各メディアで大きく取り上げられた。「あの時は自分の正直な気持ちを口にしただけ。でも、正解が分かるのは５年後じゃないかな」。

　滝沢氏に関しても、独立した先輩として「頑張り所はこれから。でも、正解はどこにあるか分からない。僕も正解は出ていませんよ。ジャニーズを退所して頑張れるのはファンのおかげ。ファンに感謝だね」と言葉少なに語った。

　ライブでは、１３００人のファンに誕生日を祝われ、「この年になっても皆さんの前で歌えるとは思わなかった。本当に感謝です」と笑顔。５月に加齢により首の骨が変形し、脊髄が圧迫されることで、手足のしびれなどが表れる頸椎症性脊髄症（けいついしょうせいせきずいしょう）の治療で手術も受け「完全に万全ではない」と明かしたが、代表曲「ギンギラギンにさりげなく」など２５曲を２時間以上かけて熱唱。術後初の単独ライブを成功させた。

　ライブでは、恒例のディナーショーを東京（ホテルオークラ東京、１２月１１～１２日）と大阪（ホテルニューオータニ大阪、１２月２６～２７日）で開催することが発表された。さらに、１２月２３日には、２０１１年の香港公演以来となる、１２年ぶりの海外公演をマカオで行うことをスポーツ紙に明かした。海外公演に近藤は、「自分へのご褒美だと思って、ヒット曲をこれでもかと歌うライブになると思う。そこで『また来年！』と言えるコンサートにします」と意気込んだ。

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