【芸能】所ジョージは好かれ、たけしは嫌われる…2人の“大御所”は何がどう違うのか?

所ジョージさんは、どこか温かみのある人柄が人気の秘訣ではないかと思います。毎週続く「所さんのニッポンの出番!」などでも、子供たちにも愛される存在として存在感を放っていますね。

1 ネギうどん ★ :2023/06/23(金) 14:09:02.72ID:5fTq60s09

 今月発売された「DA PUMP」の新曲「サンライズ・ムーン〜宇宙に行こう〜」は、思わず踊りたくなるスピード感あるポップスで、オリコン週間ランキングではベスト10入りだ。作詞・作曲は所ジョージ。間もなく70歳の立派なジイさんだが、やることは若く、この春まですべての民放キー局とNHKにレギュラー番組を持っていた(3月にフジテレビ系「所JAPAN」が終了)。

 凋落著しいたけしに比べて、その人気と活躍ぶりは際立つ。

 所の魅力は何といっても衰えない好奇心だ。それは各番組でいかんなく発揮される。「所さんの目がテン!」(日本テレビ系)ではモノ、「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)や「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」(日テレ系)では人、「所さん!事件ですよ」(NHK)では世の中の出来事、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(テレビ東京系)では雑学と、何でも知りたがり、素直に面白がる。新しい発見があるとはしゃぎ、見ている方も楽しくなるというのが所の“芸”なのである。

 そんなときの所の感想やコメントはみんなを納得させるから、こんなことも起こる。「所さんお届けモノです!」(毎日放送・TBS系)で、山梨の人気土産「桔梗信玄餅」を「(食べる時にきな粉や黒蜜がこぼれて)面倒くさいじゃん」と一言もらしたら、メーカーはたちまち黒蜜ときな粉を中に閉じ込めた新作の信玄餅を開発、スタジオに届け、いま商品化も進めているという。

大江健三郎も所ジョージのファンだった

 所の魅力のもうひとつは、軽妙で肩ひじ張らない「いい加減さ」だ。その軽さには達観がある。「自分は愚かで、愚にもつかない人間だと思っていれば、笑えるのね。もっと言うと、人はそもそも愚かだと思えばいい」「俺のやってることなんて、失敗って言えば全部失敗だし、成功だと思えば、全部成功だよね」という。所が番組で決して偉そうにしないのは、自分はとくに才能があるわけではないが、みんなと一緒に騒ぐのは上手と思っているからだろう。

 同じ“大御所”でも、ついつい分かったようなことを口走って周りを凍り付かせるたけしとはここらあたりが違う。

 所と同じ東京・成城に住んでいて、近所付き合いしていたノーベル賞作家の大江健三郎は、「所さんの世田谷ベース」(BSフジ)を欠かさず見ていて、「(所は)インディペンデントで、芸風がすっきりしていて嫌みがないので、家族みんなでファンです」と語っていた。

 テレビ情報誌の編集デスクもこう言う。

「所さんのような、“仕事は遊び、遊びが仕事”というライフスタイルは、サラリーマンのあこがれですが、新型コロナ禍でリモートワークが広がり、職住だけでなく遊びも近接して、所さんの真似事が少しできるようになっています。彼の“遊び”の紹介や好奇心を刺激する番組は、“参考書”としてしばらく続きそうですね」

 秋には新番組の企画もあるという。

(コラムニスト・海原かみな)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/324690

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Source: 芸能野次馬ヤロウ

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