アメリカ人の熱狂ぶりに出演者が驚いた…「スーパー戦隊シリーズ」が米国で30年続く長寿番組になったワケ

1: なまえないよぉ~ 2023/05/07(日) 14:03:18.69
■「パワーレンジャー」はアメリカでも大人気
日本で生まれた特撮TV番組「スーパー戦隊シリーズ」(テレビ朝日系列)が、アメリカで人気の長寿番組になっている。

「恐竜戦隊ジュウレンジャー」(日本では1992年~1993年に放送された)をベースに、「パワーレンジャー」としてローカライズ版が放送され、今年、30年の節目を迎えた。テレビからNetflixに移ったが、今もアメリカで多くのファンに愛されている。

英ガーディアン紙は、「子供向けのものとしては、世界で最もロングラン放送されている実写TV番組のひとつになった」と紹介している。

かけ声とともに変身するヒーローたちや、強大な怪人と悪の組織、そしてメカが合体する巨大ロボ……。日本の子供たちを夢中にさせている黄金の方程式は、海外でもキッズや特撮ファンたちの心をわしづかみにしているようだ。

Netflixでは今年、30周年を記念するスペシャル版が製作され、4月19日から配信が始まった。パワーレンジャーの第1、2作に出演したキャストが再び画面に集結していることもあり、海外ファンは懐かしのメンバーとの再会に心を躍らせているようだ。

■ヒーローショーを開けば高速道路は大渋滞になった
1993年に戦隊シリーズがアメリカで初放送されると、瞬く間に人気に火が付いた。

Netflixのオリジナル・ドキュメンタリー番組『ボクらを作ったオモチャたち』(2017~2019年)において、アメリカ版戦隊シリーズ『パワーレンジャー』の第1作が、子供向けTV番組として全米トップの地位を獲得したと紹介している。

ヒーローショーが開催されれば周辺の高速道路は大渋滞し、クリスマスシーズンにはおもちゃ工場を11カ所に新設してもまだ供給が追いつかない状態だったという。

人気の秘密は、それまでのアメリカの常識からすれば型破りなヒーロー像にあった。

現地で常識となっていた孤独に戦うヒーロー像の型を破り、5人組のチームワークを生かした作品だ。

また、アメリカではロボットに対して「ポンコツ」「邪悪」など負のイメージが強かったところ、クールに変型・合体を決める巨大ロボは、子供たちに衝撃を与えた。

■フルフェイスのマスク姿で、奇妙なゴム製の怪人と戦う
アメリカ版戦隊シリーズ誕生のきっかけは、1984年のある日のことだった。英ジャーナリストのオリバー=ジェームズ・キャンプベル氏は、ガーディアン紙への寄稿を通じ、その運命の瞬間を取り上げている。

制作会社のサバン・プロダクションズ(のちのサバン・エンターテイメント)を創設したばかりのハイム・サバン氏は、日本旅行中、ふと目にしたTV番組に目が釘付けになった。当時放送されていた、スーパー戦隊シリーズだ。

TV画面の中では、伸縮素材のヒーロースーツに身を包み、フルフェイスのマスクで顔を覆った5人のスーパーヒーローたちが、奇妙なゴム製の怪人たちと戦っている。海外からの多くの旅行者にとっては訳が分からない光景だったかもしれないが、サバン氏は作品に一目惚れした。

ぜひともアメリカ版に向けた権利を獲得し、自社でプロデュースしてアメリカの放送局に売り込みたい。そう決意した氏は、日本側との交渉を試みる。

■東映幹部を説得し、配給権を勝ち取る
サバン氏は数年後、シリーズの制作会社・東映幹部たちの説得に乗り出す。東映の顧問兼テレビ事業部門エグゼクティブ・プロデューサーの鈴木武幸氏は、Netflixのドキュメンタリーの中で、事業所を訪れたサバン氏との会談を振り返っている。

柔和な表情を浮かべる氏は、「最初はどうかしていると思ったんです」と語る。降って湧いたアメリカ版の実現性を疑っていたようだ。だが、サバン氏の人懐こい性格と事業へのビジョンが、鈴木氏や東映幹部たちの心を動かした。

大声でしゃべり立てるサバン氏にはじめこそ眉をひそめたものの、次第にチャーミングなユーモアを振りまくサバン氏から、作品への愛情が伝わったようだ。そして東映はついに、アジアを除く世界での配給権をサバン氏に供与した。

ホテルで偶然観た番組に心を打たれ、東映の事業所にまで乗り込んだサバン氏は、のちにアメリカ版戦隊シリーズ「パワーレンジャー」のクリエーター兼制作統括を担当することになる。

戦略は大成功し、今日メディア王として知られるサバン氏のキャリアの中核を築いた。数十年後のインタビューでもサバン氏は、「いまでも大好きなんですよ」とスーパー戦隊シリーズへの愛を語っている。

※以下引用先で

PRESIDENT Inc 2023/05/07 13:00
https://president.jp/articles/-/69037

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Source: 芸能トピ++

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