認知症への理解を深めてもらおうというイベントが東京 世田谷区で開かれ、認知症を公表した漫画家の蛭子能収さんが「仕事を続けているのが自分らしさだ」とみずからの体験を語りました。
この催しは、世田谷区が認知症に対して深い関心を持てる地域の実現を目指そうと開きました。
このうちトークショーには、3年前に認知症を公表した漫画家の蛭子能収さんが登壇しました。
蛭子さんは直近のことを覚えられないといった症状があるものの、家族の支えを受けて仕事を続けています。
生きがいについて聞かれると「何か得意なことを見つけることが大切です。私は認知症になってもイラストの仕事もテレビの仕事も受けているのが自分らしさで、ずっと生きてやるぞ、という思いでいます」と話しました。
このほか、区内で行われている認知症についての地域の活動が紹介され、人との接触が少なくなりがちな認知症の当事者がほかの人たちとの交流ができるようカフェで行った「認知症カフェ」のようすをスライドを使って説明していました。
イベントに参加した40代の女性は「蛭子さんの話を聞いて認知症になっても共に楽しく生きていくことが大切だと感じました。誰かが認知症になっても前向きに生きられるように周りがサポートしていければと思いました」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230212/k10013978771000.html
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Source: 芸能野次馬ヤロウ