SMAP異例の「公開謝罪」から7年。ファンたちが「風化させないため」抗議呼びかけ

1: なまえないよぉ~ 2023/01/18(水) 13:27:06.25
元SMAPメンバーが自身の番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)で、黒いスーツに身を包み頭を下げて謝罪した衝撃的な生放送から、今日1月18日で7年が経つ。年始には番組の放送作家だった鈴木おさむ氏が当時の暴露ともいえる小説を公開したこともあり、ファンたちは改めてこの問題を考えて欲しいと、ハッシュタグを使って抗議の声を上げている。

#20160118を風化させないために

「もうすぐ『あの日』がやって来ます。 鈴木おさむさんの小説の事もあり、SMAPが罪もないのに謝罪させられた日である事を風化させない為にも、1月18日22時に一斉ツイートをしませんか?

『#SMAPのいちばん長い日』『#20160118を風化させないために』『#ForcedApology』 の3つのタグを付けてtweetお願いします」

これは、あるSMAPファンのツイートだ。あの日とは、2016年1月18日。SMAPの解散がスポーツ紙や週刊誌で噂され、元メンバーたちが生放送で説明・謝罪をした日だ。黒いカーテンの前に黒いスーツ、黒いネクタイの5人が沈痛な面持ちで並び、各々謝罪した映像は大きな話題になった。

中でも注目を集めたのは、草なぎ剛※さんが口にした「ジャニーさんに謝る機会を木村君が作ってくれて、いま僕らはここに立てています。5人でここに集まれたことを安心しています」という言葉だ。

「テレビ史上あってはならないこと」

ようやくその背景が語られたのは、番組の放送作家を務め、メンバーたちとも親交が深かった鈴木おさむさんが『文藝春秋』2023年1月号に寄稿した小説がきっかけだった。「SMAPのいちばん長い日」と題されたそれは「小説」の形を取っているものの、放送当日の流れが克明に描かれており、鈴木さんの告白とも取れる。

鈴木さんは小説の中で、前出の草なぎさんの言葉を「今回の騒動で『誰が悪いのか』をはっきりさせる」言葉だと指摘。そう言うよう指示した人物や、それがトップダウン組織の弊害であったこと、そしてあの放送は「テレビ史上あってはならない」ことだったとして、関わった自身は「戦犯」であり、「あの日に、僕は放送作家として、終わった」と記している。

労働問題であり人権問題だった

「公開謝罪」ならぬ「公開処刑」とも言われたこの件は、ファンの間に大きな傷を残した。

同年12月31日にSMAPが解散した後、音楽番組でSMAPの楽曲や映像が流れる機会が以前の活躍からは考えられないほど少なかったこと、また、ジャニーズ事務所を退所した草なぎさん・香取慎吾さん・稲垣吾郎さんらのテレビ出演が激減したこともあり、ファンたちは事務所と、それを忖度するメディアについて憤り続けてきた(2019年には公取委がジャニーズ事務所を注意している)。

NHKがSMAPの出演番組を再放送しない理由を求めて、情報公開請求したファンもいる。結果は制度の対象外として不受理だったが。

かつてBusiness Insider Japanが取材したファンは、「公衆の面前であんな謝罪をさせ、その後もメディア全体で無視するような対応は、労働問題として、そして人権問題としてもっと論じられるべきでした」と語っている。

あの放送で何かに気づいた人へ

ファンたちは7年目を迎えるにあたって、「正直言って思い出すのも苦痛だけど、忘れてはいけない日なんですよ」「スマスマの生放送、見返してみたけど、スッキリした顔の人なんて誰一人居ない」、また鈴木さんの小説についても「読んでいて苦しかった 。あの時がやっぱりフラッシュバックした」とツイートしている。

今なお閉じられていない「SMAP×SMAP」の番組HPには、「また5人がそろってテレビに出てるところを見たいです。いつも力をもらっています。ありがとうSMAP」などのメッセージが2023年になっても寄せられている。

鈴木おさむさんは小説の最後に、あの放送によって隠されていた何かに気づいた人がたくさんいたはずだ、と回顧した。それは今なお口を閉ざすメディア関係者はじめ、社会全体に対する「声を上げよう」という問いかけのようにも思える。

何があの謝罪放送を成立させてしまったのか、改めて考えたい。

※「草なぎ剛」のなぎは、弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記

竹下 郁子
1/18(水) 9:35配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/2400d119820dedb996ba865b5e96c2ef413c8473

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Source: 芸能トピ++

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