有名人が受ける、精神的な苦痛はさまざま。
プライベートの暴露や、事実無根のうわさの流布、誹謗中傷などが『有名税』と呼ばれ、「仕方のないこと」と受け流されていた時期もありました。
数々の被害が明るみに出てからは、誹謗中傷が厳罰化されるなど、世間の認識も変化してきています。
しかし、有名人を標的にして一線を越える人は、いまだに絶えません。
殺害予告を受けた平野綾
俳優や声優として活躍する、平野綾さんが、2022年12月16日にTwitterを更新。
アニメの仕事を引き受けた後、一部の『過激なファン』から殺害予告や、虚実が混ざった情報を流布されるなどの被害を受けたことを明かしました。
作品のために、受けた仕事を精一杯にまっとうしたくとも恐怖心が募り、「命の危険まで感じながらお仕事をする状況は、とても健全とは思えません」とつづっています。
舞台の世界に軸足を移して暫く経ちますが、アニメのお仕事をすると未だに殺害予告やあることないことを騒ぎ立てられます。
今回幾つか重なり、警察の方に動いていただき事なきを得ましたが、素晴らしい作品を後世に残し、文化として海外に広めるお手伝いがしたいと思う一方で、一部の過激なファンによ— 平野綾 -Aya Hirano- (@Hysteric_Barbie) December 16, 2022
って命の危険まで感じながらお仕事する状況はとても健全とは思えません。
そういった世界には怖くて関わりたくないという思いが、ただただ作品の為に良い芝居をしたい、いただいたお仕事を精一杯全うしたいという気持ちを押し潰します。
それでも「オタクに媚び売って仕事してるお前が悪い」と言います— 平野綾 -Aya Hirano- (@Hysteric_Barbie) December 16, 2022
か?
私がアニメの仕事を辞めれば済む話ですが、見て見ぬ振りをしてるだけではいけないと思い、投稿させていただきました。— 平野綾 -Aya Hirano- (@Hysteric_Barbie) December 16, 2022
アニメ業界に限らず、どの業界で働いていようと、攻撃の標的にされていい理由にはなりません。
平野さんの苦言に、多くの人が共感の声を上げています。
・誹謗中傷が厳罰化されても、いまだにそんな攻撃をする人たちがいる事実に驚く。
・自分の仕事と向き合う人たちの邪魔をしないでほしい…。
・ご無事で何よりです。警察はもちろん、法的な措置も大切ですよ。
・例え作品に携わる人たちが自分の思い通りにならずとも、一線を越えた犯罪行為なんてしたら、絶対にダメ。
有名人への攻撃的な振る舞いが見過ごされてきた時代は、過去のものとなりつつあります。
人々が節度を持ち、よりクリーンな環境へ変化することを多くの人が望んでいます。
[文・構成/grape編集部]
続きを読む
Source: 芸能野次馬ヤロウ