安倍元首相を殺害した山上徹也容疑者は、母親が統一教会に多額の献金を行い、経済破綻や家庭不和を招いたとして教団に恨みを募らせるように。
そして教団と安倍元首相に深いつながりがあると考え、犯行を計画したと供述していることが明らかになっている。
昭和の末から、霊感商法や多額な献金被害が社会問題とされてきた統一教会。さらに、多くの自民党員が選挙支援を受けるなど、政界とも深いつながりがあることが明るみになった。
そんななか、連日ワイドショーでは旧統一教会を追及する動きが後を絶たない。
14日放送の『サンデージャポン』でも統一教会の問題を特集。
そのなかで7月31日放送回での太田の発言が波紋を呼んでいることが紹介された。なお、どちらの放送回にも、旧統一教会の問題を20年間追い続けているジャーナリストの鈴木エイト氏が出演した。
7月31日の放送回で、こう述べた太田。
「テロをきっかけにしてこの問題を考えようってなっちゃってるけど、本来は実力行使はダメなんだっていうことをやってきたのが、弁護士会の人たちだし、エイトさんだし。言葉でやってきたのを山上容疑者は実力行使でエイトさんや弁護士会の人たちの今までの30年以上の行動を踏みにじった相手だから、あいつがやったことをきっかけにしていいのか」
そして、次のように問題提起したのだった。
「このきっかけがテロであったということを、マスコミはもうちょっと自覚しないと。要するにテロが効果的だっていう風に、おそらく今潜在的に社会に不満を持っている人たちはこの動きを見てますよ」
マスコミによる統一教会への追及が加熱することによって、第二、第三の山上容疑者が出現する可能性を危惧した太田。
14日の放送回では、このような太田の意見に対する批判の声も紹介。
SNSでは「論点のすり替えだ」との声が上がったといい、旧統一教会の問題に詳しい紀藤正樹弁護士がによる《第2の山上容疑者出ること恐れ被害と巨悪に目をつぶるということでしょうか》とのツイートなどが読み上げられた。
■発言の真意を説明するも薄い共感
物議を醸した自らの発言に対して意見を求められた太田は「俺は対立する意見じゃないんです」と切り出し、統一教会の問題を追及する弁護士らの気持ちを推察した。
「これで議論をやめるべきだと言ったわけじゃなくて、エイトさんや弁護士の人たちがすごい葛藤があるんじゃないかと。これは僕の推測ですけども、やっぱり暴力がきっかけになって、できればそう(暴力)じゃない方が良かったわけじゃないですか。だって、みんな言葉で法律に訴えて戦ってきたわけだから、山上容疑者がやったことによって明るみに出てしまったことに関しては忸怩たる思いがあるんじゃないかなと思うし。特に弁護士の人たちは法律の専門家であるから、暴力は絶対否定しないといけないし。その葛藤の中で、それでも今のタイミングで(統一教会問題の追及を)やるべきなんだっていう何か毒をのみ込むような」
その一方で、マスコミの姿勢に対して再び警鐘を鳴らしたのだった。
「ただ、マスコミとかテレビは、その迷いをしないでやっている気がする。追及するのと同時に、山上容疑者がやったことを決して効果的なことじゃないっていうのも同時に同じ熱量で伝えないと。(テレビなどを)見てる側の中には、こうすれば世間が取り上げてくれるんだって勘違いする人間がいることを少なくともマスコミは意識しないとっていう気持ちだったんです」
デーブ・スペクターは、太田の意見に理解を示しつつもこう述べた。
「今は統一教会、あるいは政界がバッシングを受けているじゃないですか。ものすごい批判なんですよ、もうピンチなんですよ、統一教会。たぶん、このまま続けられるかどうかもわからないぐらいの段階にきているから。そういう意味では、『何も暴力は必要ない』っていう逆なメッセージを(マスコミに)送ってもらってるって気もするんですよね」
すると、太田はカットインして、「これでまた統一教会が記者会見するとするじゃないですか。そうすると、山上容疑者と同じような境遇にいた人がまたそこに憎しみを覚えるとするじゃないですか。そうすると、山上容疑者とまた同じようなことが(起こる)。今度は統一教会の幹部の人たちに対しても(攻撃を)するかもしれないし」と訴えた。
太田光 マスコミの“統一教会叩き”に再び警鐘も薄い共感「サンジャポは今まで何してた?」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffe122aa12bb0a17c2e57e459a8fe9d72ea86d10
>>2以降に続く
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Source: 芸能トピ++