坂本龍一、がんステージIVでも消えぬ情熱 『戦メリ』に苦しめられた過去からの解放

1: なまえないよぉ~ 2022/06/16(木) 14:33:07.69 _USER9
 「音楽の父」と称されるドイツの偉大な音楽家バッハ。彼の遺作『フーガの技法』は未完のまま終わっている。制作中にこの世を去ったからだ。坂本龍一(70才)は、そのバッハのように「死の直前まで曲を作り続けたい」と強く願っている。がん闘病の最終局面に差し掛かった彼を突き動かすのは、最愛の人たちだった──。

 坂本の人生は、順風満帆にみえた。東京藝術大学大学院修了後に、スタジオミュージシャンとしてキャリアをスタート。1978年には細野晴臣(74才)、高橋幸宏(70才)とともに『イエロー・マジック・オーケストラ』(YMO)を結成し、それまでになかった新しい音楽を生み出して世界にセンセーションを巻き起こした。

 映画『戦場のメリークリスマス』(1983年公開)の音楽で世界的に評価を受け、『ラストエンペラー』(1987年公開)ではゴールデン・グローブ賞作曲賞、アカデミー賞作曲賞などを日本人として初受賞。この2本の映画には俳優としても出演し、重要な役柄を演じた。その後も国内外で音楽にまつわる賞を受賞するだけでなく、環境・平和活動にかかわるなど、音楽に留まらない存在感を示していった。そんな中、2014年に最初の病魔が襲った。中咽頭がんだった。
中略

 当時は12月の手術は公表していなかったが、術後わずか3か月での復帰。坂本は新曲『いま時間が傾いて』をオーケストラをバックにピアノで披露した。同公演には、親交の深い吉永小百合も出演し、東北にゆかりのある作家の詩を朗読。坂本の復帰に花を添えた。新たな楽曲の制作にも取り組んでいる。坂本の代表曲といえば『戦場のメリークリスマス』を思い浮かべる人も多いだろう。しかし、この楽曲が坂本を苦しめた過去がある。

 「坂本さんは世界中どこに行っても、『戦メリ』を弾いてくれと言われることに嫌気がさして、コンサートで封印していた時期もあります。いつしか、『戦メリ』を超える曲を作ることが、坂本さんの目標になっていました」(前出・音楽関係者)

 だがその考えも、ここ数か月で変化しているようだ。今年3月、坂本は『家庭画報』のインタビューで《「『戦メリ』が一番よかったで終わりかよ」っていう、自分の中でそういう気持ちがある》と話している。しかし、4か月後の『新潮』の連載では、《「坂本龍一=『戦メリ』」のフレームを打ち破ることを終生の目標にしたくはない。そのゴールに向かって、残された時間を使うのはアホらしい》と綴った。

 代表曲にまでなった『戦メリ』だが、メロディーはわずか30秒程度で思いついたという。それゆえに、坂本は1分でも命が延びれば新たな曲が生まれるという考えを持っている。体調が優れずとも、たとえ短い時間でもピアノに向かうのはそうした理由もあるのかもしれない。

 実際『新潮』での連載を始めるにあたり、坂本は《せっかく生きながらえたのだから、敬愛するバッハやドビュッシーのように最後の瞬間まで音楽を作れたらと願っています》とコメントした。がんと闘うのではなく、がんとともに生きる──坂本は人生の集大成のときをどう迎えるのか。

全文はソースをご覧ください

2022.06.16
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Source: 芸能トピ++

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