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「解雇されてから2カ月はずっとひきこもり状態でした。それで家の掃除を始めて、芸人時代の小道具とか衣装とか断捨離を始めました。コンビで舞台に立っていた時のフリップネタの画用紙を処分するときは『これですごくウケたんだよな……』とか思い出してツラかったですね。身の回りを整理することで気持ちがスッキリする、それで清掃の仕事をやってみようと思ったんです」
再始動はネット検索、時給1100円、42歳のリスタートだった。
「ご迷惑をおかけしたので、誰かに頼るのは避けようと『目黒区』『清掃』で検索して、ヒットしたのがおそうじ本舗でした。面接に行くと『あの入江さんなんですね! ビックリしました』って言われました。時給1100円から始まり、3カ月で1300円、4カ月目に日当1万円になりました。1万円を稼ぐことの大変さを改めて実感したと同時に、こんな僕でも掃除して奇麗になると感謝されることにやりがいを感じました」
20年7月に「ピカピカ」を起業。清掃にビジネスチャンスを感じたという。
「掃除ってどんな時代もなくならない仕事だと。特に業務用のエアコンはプロでないと掃除できないので専門性もあります。飲食店も考えましたが、やったことがなかったし、清掃業は初期費用が安い。軽バンと掃除道具さえあればできるのもポイントでした。起業は気合ですね、動かないと変わらないですから」
今はどんな仕事を?
「業務用エアコンの掃除から、家庭のエアコンやお風呂などなんでも。今田耕司さんや極楽とんぼの山本さんら芸人の方々も仕事を依頼してくださって応援していただいてます」
東京、大阪、名古屋など全国5店舗と経営は順調そうだ。
「支店は独立した後輩たちのフランチャイズ店です。今は入社した人が働ける場をつくる事業拡大の段階に入りつつあります」
4/25(月) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
カラテカ入江慎也さん(45歳)
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https://news.yahoo.co.jp/articles/92e012bb64735a5c315610d1f989baea2541948a
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Source: 芸能トピ++