【おまいう】秋元康 「日本のエンタメが韓国に大差で負けた理由」

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1: なまえないよぉ~ 2021/11/15(月) 22:47:40.72 ● BE:384080854-2BP(2000)

 「それはなんでかと言うと、やっぱり国策だったというのが大きい。金大中大統領(当時)が『これからはコンテンツ産業に力を入れないといけない』と、ハリウッドから人材を呼んで、学校を作ったりして奨励した。K-POPがアジアに進出するときには、国がお金も出して応援したわけです」

 「たとえばベトナムなどでは、韓国が一番おしゃれな国だと思われている。女の子たちは『おしゃれな国のああいうメイクをしたい』と思って、化粧品も韓国製を買いますよね。日本に欧米の文化が入ってきたとき、我々がアメリカの車や冷蔵庫に憧れたように、文化が入ってきたらその国のものが欲しいと思うわけです。それを韓国はやったから素晴らしいなと思います。日本はそこが遅れているので、ここを変えない限り勝てないと思いますね」

 「『イカゲーム』を見て思うのは、デスゲームを誰もが経験のある子どもの遊びでやるというのが面白い。それに、おじいさんが1個だけ持っていたビー玉を主人公にあげるとか、お父さんを殺してしまった女の子が、私には帰るところがないからと言ってわざと負けるとか、ああいう人間ドラマがうまいなぁと思うんです」

 「何より僕が感じたのは、子どもの頃はみんな平等だったのに、大人になるとお金を持っている人と持っていない人のように差が出てきてしまう。だからこそ、ゲームの中ではやたらと『平等』という言葉や、過半数が反対したらゲームをやめるという民主主義が強調されていた。そういう要素がうまく入っているなぁと思いましたね」

 ――K-POPアイドルも世界中で人気を博しています。

 秋元「アイドルで言えば、あそこまでのクオリティーを作るのは非常に難しいと思うんです。韓国では過酷なレッスンを長期間やっているわけで、そういうところには勝てない。だけど、なんで日本のアイドルやアニメが世界に行けたのかというと、『鎖国』していたからだと思うんです」

 「つまり、アニメもウォルト・ディズニーを目指したんじゃなくて、独自の価値観を持っていたから、京アニとかスタジオジブリにしか作れない世界観が生まれ、世界から日本に注目が集まった」

 「日本のアイドルもそうなんです。アメリカで通用するほど、英語もしゃべれないし、ダンスもあんなにパキパキに踊れないから、こっち側で『オタク』と呼ばれるアイドル文化を勝手に日本だけでやっていたら、フランスやアメリカのオタクたちが日本のAKB48とかBABYMETALとかセーラームーンみたいなものに興味を持ってくれたということじゃないかと思います」

 「だから、『アメリカっぽいもの』を作ったら負けると思うんです。『鉄棒理論』とよく言うんですが、小学校のときにドッジボールをみんながやっていて、ちょっと出遅れるとドッジボールに入れない。しょうがないから鉄棒で遊んでいて、自分たちで面白い遊び方を生み出して盛り上がっていると、ドッジボールをやっていた連中が鉄棒に入れてくれとやってくる。“あの鉄棒”を作らないと勝てないと思います」 

つづく

秋元「日本のエンターテインメントで言えば、韓国に大差で負けていると思います」
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASPCD6WGNPCBUCVL014.html


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Source: 芸能トピ++

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