「鬼滅の刃」竃門・我妻・嘴平の名字は、日本のどの地域にどれくらい実在するのか

1: なまえないよぉ~ 2021/09/20(月) 13:04:25.03 _USER9
裏番組の視聴率を軒並み減らしてしまうというアニメ「鬼滅の刃」。18日(土)には「鼓屋敷編」が放送される。このアニメ、登場人物の一見ありそうにない名字が、実は意外と実在しているとして話題になっている。主人公の竈門炭治郎と同期の我妻善逸、嘴平伊之助の名字についてみてみよう。

「竃門」は九州、関西に点在
まずは、主人公・竈門炭治郎の「竃門」。これで「かまど」と読む。通常、「竃」一字で「かまど」と読むが、福岡県太宰府市に九州の総鎮守として崇敬を集めた竃門神社があるなど、古くから「竃門」と二字で書くこともあった。

名字としてはかなりレアだが、和歌山県や兵庫県など、関西にわずかながら点在している。さすがにこれは、作者がこの名字の存在を知っていた上で採用しているのだろう。

「我妻」は南東北3県に集中
続いて我妻善逸の「我妻」。読み方は「あがつま」となっている。「我妻」という名字自体は別に珍しくないが、「あがつま」という読み方から、ネット上では「珍しい」「難読」という声も出ている。

「我妻」は東北南部の宮城県・山形県・福島県の3県に集中している名字で、地域によって読み方が異なっている。

最も多い宮城県では6割が「あがつま」で4割が「わがつま」と、「あがつま」の方が多い。とくに「我妻」が激しく集中している蔵王町では、ほぼ「あがつま」と読む。そして、ここから白石市、角田市、大河原町にかけて「あがつま」が多い。一方、仙台市では「わがつま」が多く、大崎市や七ヶ浜町には「わがつま」さんが集中している。

ところが、隣の山形県では99%以上が「わがつま」と読む。そして、福島県では半数が「あづま」と読み、4割が「わがつま」で、残りの1割が「あがつま」。つまり、「あがつま」は宮城県南部の特徴的な読み方といえる。ちなみに、東京では「あがつま」と「わがつま」が半数ずつである。

全国を合計すると、「わがつま」が過半数で名字ランキングでは1600位台、「あがつま」も2200位台で、ともにメジャーな名字である。

「嘴平」はレア名字の変化形?
最後に、嘴平伊之助の「嘴平」。これで「はしびら」と読むのはなかなか難しい。

「嘴」というのは「くちばし」のこと。もの事がかみ合わないことを「イスカの嘴(はし)の食違い」という諺(ことわざ)があるが、最近ではほとんど目にすることはなく、「嘴」という漢字をみたこともない人も多いだろう。

そもそも「嘴」のつく名字は少なく、名字ランキングを2万位まで見ても「鷹嘴」(たかはし)のみ。これは「高橋」さんが分家した際に漢字を変えたものだ。

分家する際に同じ読みで漢字を変えるというのは全国的に行われており、「三橋」(みつはし)から漢字を変えた「三嘴」という名字もある。

しかし、残念ながら「嘴平」は確認することはできなかった。そもそも、「橋平」も広島県に点在するレア名字。そこから変化したものはないのだろう。

他にも、「柱」をはじめ珍しい名字の登場人物が多い「鬼滅の刃」。その他の人物の名字についても、いずれ紹介したい。

https://news.yahoo.co.jp/byline/moriokahiroshi/20210918-00258682

鬼滅の刃2


続きを読む

Source: 芸能トピ++

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク